君だけが哲学

大倉忠義ちゃんを応援する夢見る変態さんのブログ

蜘蛛女のキスの千穐楽まで駆け抜けた自担を見た。

世間は関ジャニ∞ニューアルバム『ジャム』一色ですが、今日は6月18日に迎えた蜘蛛女のキスの千穐楽についての記事です。

本当にバタバタでやまだかつてない多忙週間だったんですよ(言い訳)

いや~~忙しかったってのもあるんだけど、書いちゃうと終わるような気がして向き合う心の余裕が無かったというのが正直なところ。けど公式のHPも消滅したことですし、千穐楽公演についての感想及びその後の出来事を含めた振り返り総括を書こうと思います。レポとは言えないです。

 

 

千穐楽公演

モリーナは「いつだって主役よ?」のポーズで笑ってしまったり、

「夢見る変態は私よ?」でいつもと違う変な動きをしたり、

紅茶を運ぶところで零して「滑っちゃったじゃないw」ともきゅもきゅ不可思議な動きをしたり、

背中を拭いて笑い合うところで「あはは、うふふ、えへへ、おほほ」などとおかしな笑い方をしたり、

ヴァレンティンはコンデンスミルクやバターで手をべとべとにしてペロペロ舐めたり、

背中を拭いてもらうシーンの次でTシャツを着そびれたのか上半身裸で毛布に包まっていたり(ラストにとんでもないドエロ爆弾を落としてきた)

 

アドリブというかわかりやすいイレギュラーはこれくらいだったけど、ふたりの空気感がリズム感、視線の行き交い方等が素晴らしかった。今日で公演が終わりなのが勿体無いと思ってしまうくらい。短いよね、蜘蛛女。初日は若干空回りではないけど力んでいるような緊張感があったけど、この日はそういった変な力みなどはなく、自然体のヴァレンティンとモリーナがそこにいた。

 

私的涙腺刺激 ポイントはやっぱり、体を拭いて貰って笑いあった時の暖かい雰囲気とそのあとのBGMが途中からマイナーにかわるとこと、あとはラストシーン。

モリーナの面会シーンでヴァレンティンが一人悩んでいるところは泣いている人も多かったようだけど、私は泣くというよりも、心臓が締め付けられて苦しくなる感じだった。あ、前の方の近いところで見たときは可哀想で泣いたw

だから私はどっちかっていうと、ヴァレンティン個人の感情の動き、仲間への思いや苦悩よりも、二人が離れ離れになるとか、終わるっていうことで泣くんだなって。感情の動きを自分の頭で考えるからこそ、自分がどういう事象で涙腺が刺激されるかもわかる、そんな舞台でしたねっ!

 

・カーテンコール

3回目で両手を頭の上までか掲げるガッツポーズで扉に帰っていった忠義ちゃん。

4回目のカテコで再度登場し、上手から演出家の鈴木裕美さんが登場し3人でご挨拶。

 

いっけい氏

「本日を持って、ヴァレンティンの中の人を皆様にお返しします。」

 

これ……いかに観客が大倉担だらけだと感じさせていたかw

ツイにも書きましたが、大倉忠義さんが我々のものだったことは一度もありません!

しかしジャニの舞台は往々にしてそうでしょうが、二人しかいなくてしかも男でラブシーンとなると、ヲタクのみなさんすいません、という気持ちがあったんですかね。

フォトコール時にも「1日ファンのみなさんと変わってあげたい」なんて仰ってたし。(忠義ちゃんは考えただけでも嫌だと思うw)

 

忠義ちゃんの挨拶

「ありがとうございました。いっけいさんがどうしても一言と言いたいことがあるっていうことだったんでちょっと、構えてたんですけど(笑)。

そうですね、本当に、初めてのストレートプレイということで鈴木さん(裕美さんだったかも)に教わって、いっけいさんに支えられながら無事に千穐楽を迎えられることができました。

鈴木さんもいっけいさんも僕が演劇を嫌いにならないようにと気を遣ってくださって(笑)

嫌いになるどころか大好きになったので、また大倉忠義としてではなく違う人間としてみなさんとお会いできるのを楽しみにしております。えー本当に、ありがとうございました。」

 

もつもつしたしゃべり方で、鼻を触りながらへらへら笑って、まるで昔の忠義ちゃん。さっきまでフルーツケーキぶん投げてキレ散らしてた奴の中の人とは思えない・・!!!私たちの元に、ではないけど、おかえりという気持ちになった。

演技を嫌いにならなかった、とのこと。それを聞けただけで満足。

稽古前、途中の雑誌のインタビューでは「自信がないから怒られたい」とか言ってて気合充分なのはわかったけど大丈夫なの?と思っていたので、我々のみならず身近な人も同じ心配をしていたんだなぁとw

きっとドラムだって最初は好きじゃなかったんだろうけど、ちゃんと練習して鍛えて努力して好きになってる。演技もそれと一緒で、良かった。

忠義ちゃんのやっているアイドルという仕事、ひとつのことだけ長けててもだめで、全部のその畑のプロ達の真ん中に立って熟さなきゃいけないし、近い人にも遠い人にも多くの人に愛される才能もないといけないよね。じゃあ、天職じゃん。

 

・大倉くんと高橋くん

毎週末の生放送で初日の前日、千秋楽の前日などで生の声を聞くことができたので、こんなに生放送のラジオがありがたいと思ったのは腸閉塞でオーラスを欠席した時以来だろうか?w

千穐楽前日の放送では、「実感がない。ずっと」と言っていた忠義ちゃん。きっと本当に身の回りに起きていることに実感がないまま駆け抜けてきたんだろうな。

また、終演後であるからこその体調不良エピソードも。喉を傷めかけ、声がでなくなったらどうしようとドキドキしたとか、う~んそんなこともあったんだね。声だけではわからなかったけど、今回の舞台に限らず、忠義ちゃんに限らず、きっとみんな言わないだけで我々の見えないところでの苦労や挫折があった上で、美しいものを成立させてくれているんだよな、と改めて感じさせられた。

そんなこと言うの、忠義ちゃんにしては珍しいんじゃないかな?と思ったけどお母様の入院と飼い犬の死んだ時に、(なぜそんなプライベートなことを我々ヲタクに晒してくれるんだ・・・?)と思った思い出がw

きっと本人の中で美談にするつもりでなく、抱えている不安をオフィシャルにすることで軽くなる、楽になる時期があるのかもしれない。いくらでも一緒に背負いますよ~。

 

 

 ・レンジャー更新

あ、、あの、忠義ちゃんが、見にきたおれたちを誇りだなんて~~!?!?!えぇ~~!?!?! 新譜の中で「お前のファンサはそもそも甘え」と公式でいじられちゃうような忠義ちゃんだけど、相応しいタイミングで相応しい場所で相応しいワードを持ってこれる、そのセンスの良さがたまんないんだああああ~~!!!!

舞台はコンサートと違って、観客ありきではあるけど舞台に立ってる役者が発信し、観客はそれを受けるもの。前の記事でも書いたけど観客は受動的だから。今回は静かだったし「見てる」、「見られてる」の空気がより濃くはなったいたかもしれないけど。

特にエイトのライブはファンとのコミュニケーション的な要素があるので、それに比較すれば、この舞台中に、中の人が観客に思いを馳せるなんてとても意外だった。

ただ公演中に我々から忠義ちゃんに発信し続けたものがある、、、、

そう!終演後のアンケート!

レンジャーで「手紙を読んでるよ」と書いていたけど、公演直後、直筆、忠義ちゃん本人が読むと分かった上で私たちが書く文章の熱量は半端じゃなかったと思う。 Twitterエゴサして読むものとは違ったでしょ?w

あれを受け取った上での「誇り」という言葉なのであれば素直に嬉しい。だって私も書いたけど、きっとみんなあのアンケートに舞台の感想以外に「あなたをずっと応援していて良かった」「大倉くんは誇りです」という事を書いたでんょ?w 私も書いた。毎回。キモいほどに。

 

加えて、「ヴァレンティンとモリーナは幸せだったと思う」、という言葉。

初日前にラジオで「ハッピーエンド」だと言っていたくらいなので中の人の解釈としては終始一貫そうだったんでしょうね。そうでなきゃ、モリーナに自分の最期について聞いているときの涙を流しながらのキラキラ笑顔は出ず、もっと、悲壮感ある終わりになっていたのかもしれない。

明言することが良いとも悪いとも言い切れないけど、大倉担としては本人がそう言ってくれたことでもともと実在しない舞台上の二人を美しく昇華させることができたので感謝しています。

 

・裕美さんのツイッター質疑応答

ファンの多い俳優さんが出演する作品では舞台初心者も多いだろうからということで演出に関する質問を受け付けてくださいました。 私も聞きたいことたくさんあったんですけどこれは野暮かな?これは別に良いかな?とか考えに考えて送ってみましたが、、、まぁスルー案件でしたww

みんな良い質問をすぐに思い付いて凄かったなぁ。

そして裕美さんは次の舞台の稽古が始まっていたにも拘わらず、丁寧に応えてくれる事自体に毎晩恋しつつ、別世界の方とコミュニケーションがとれちゃうTwitterって改めてスゴいな、と思ってみたり。

回答の中で特に印象的だったのは、

所長との面会のシーンと互いの最期を語り合うラストシーンがプイグ自身の戯曲とは異なるオリジナルであったこと、

面会シーンは時系列が巻き戻っていること、

二人が服を脱ぎ着しているのは監房の中でも自堕落になりたくないと思っていたからでは?ということ。

あと、ヴァレンティンが終始裸足だったのは忠義ちゃん自身のアイディアであったということ!ありがたき情報!!!!!

しかし考えれば考えるほど奥が深い。ちなみにこれらを読んだ翌朝、軽率に蜘蛛女のキス戯曲台本アマゾネスでポチりました。まだ読んでません。読んだらそれこそ記憶が吹っ飛びそうだけどwでも私の記憶による2017年グローブ座ver.の台本も完成してますし、比較も楽しめるかも知れない。

 

 

・セックスのシーン及びこの舞台のテーマについて

WSなどで『ジャニーズがホモとセックス!』となれば当然の如く抜群にキャッチーなのでCHICAGOで米倉涼子長澤まさみが椅子に座って股を広げるのと同じような取り上げられ方をしていた。注目されるのは良きこと!

このシーンは決してそこだけ切り取れるものではなく、それまでの流れがあってのことであり、且つ二人の関係性の変化のキーになっているんだけど、実はこれが舞台そのものの大きなテーマでもあると気づいたのは、千穐楽でやっと、だった。

というのも、情事前のサンドイッチを作るシーンでのふたりの会話が私はあんまり一回でスっと入ってきてなかったんだよね。

 

「まだ恥ずかしいよ、あの癇癪。」

「言わないで。」

「いや、苛立ったのは、親切にしてもらったのが嫌だっからなんだよ。君に借りが出来るのが。」

「いい?あたしも考えてたんだけど、あなたが前に言ったこと思い出したの。そういう風に闘争してる時は、人を好きになったら都合が悪いってこと。好きって言ったらちょっと言い過ぎかもしれないけど。でもいいじゃない。友達として好き。」

「そう思ってくれるのは立派だけど」

「ほら、時にはあなた言ってることもわかるのよ?」

「でも俺たち、こんな外の世界に縛られて、少しの間でも人間らしく振る舞えないものなのかな?外の敵ってそんなに強いんだろうか?」

「何言ってるかわかんない」

「俺たちを迫害している連中は、この監房の外にいる。中にはいないだろ?問題は、俺が奴らの洗脳のせいで誰かが親切にしてくれた時に、見返りを要求されないと怖くてたまらなくなることなんだよ。」

「それどうかと思うなぁ」

「それって?」

「誤解されると嫌なんだけど、私があなたに親切にするのは友達になってほしいからよ。それは・・・・・・認める、愛情が欲しいからよ。私の母はいい人で、母に愛されたいから、母を大事にするっていうのとおんなじなの。だってあなたもいい人だから。利己的じゃないし、理想のために命を危険に晒してるんでしょ?」

 

モリーナはヴァレンティンのことを好きでやっているから、見返りを求めていないよ、ということだと勘違いしていたので、「もっと人間らしく振る舞えないものなのかな?」~「それどうかと思う」の流れがピンと来てなかったんだ。

親切にされると見返りを求められることが怖いヴァレンティンと、親切にすることに見返りを求めているモリーナ。でもその「見返り」が何かっていうところに相違があって、ヴァレンティンは支配されること、モリーナは愛情。どちらかというとモリーナはこく自然な母性で、見返りが愛情なのではなくて、愛情故に親切にしてくれるように我々には見えるけど。でもいままでモリーナが求めるその愛情という形の見返りが得られたのは母親からだったから、現実的ではないと思ってたんだろうな。それが、そのモリーナの気持ちを知ったこともあってか一夜を共にすることになる。 私はあのセックスは性欲処理的な意味合いも多少はあったかもしれないけど、モリーナにそれまでしてもらったことのお礼としての行為でもあったんじゃないかと思う。

だから行為後「ありがとう」「俺もありがとう」っていう会話になるのかなと。

「人間らしく振る舞えないものかな?」っていうけど、寧ろ『してあげることに見返りを求めること』こそ人間らしいことであると思う。

 

私が千穐楽の日まで先述の勘違いをしていたのは、はっきり言ってヲタクだからなんだと思うw

ほら、ヲタクって、好きだから応援するけど、見返りを求めないじゃん?(特に大倉担は!)

だからモリーナがヴァレンティンへの愛情を吐露したときに「好き=見返りを求めないアガペー」に直結させてしまったんだよね。

 

 

 

 

ヴァレンティンの中の人を応援するこの気持ちは紛れもなくアガペー

カーテンコールでガッツポーズで戻っていったその背中で、いかにこの舞台が忠義ちゃんにとって大変な挑戦で、プレッシャーで、過酷な稽古、公演であったかをほんの少しだけわかった気がした。

いつだって私がどんなに応援していたからってその仕事の全てを分かることはできないし、私はあくまで見せられているものを見てあーだこーだ言うだけなんだけど、この後ろ姿にずっとついていきたいって思ったし、その逞しい姿を私たちに見せてくれている間はずっと好きなんだろうな、これまでもこれからもずっと目が離せないんだよ~~~。

何かに抑圧されているわけではないけど、いくらお金と時間を使ったって、忠義ちゃんに見返りなんて求めない、恩着せがましく応援してやってるなんて思わない。

それがブエノスアイレスの彼からしたら人間らしくなかったとしても、私が今までずっとそうしてきた、大倉担らしい「愛情」であり言うなれば「親切」であり応援「してあげる」ということ。だって忠義ちゃんが生きてるだけで嬉しいし、前に進み、挑戦し続ける背中を追い続けることが喜びなんだもん。

 

 

 

と、いい感じに(?)舞台のテーマと主演である自担への想いをうまく重ねたところでw、

私の中の蜘蛛女のキスを漸く終えることができそうです。

またこの舞台のおかげで沢山の同じ思いを共有できる大倉担とあって話せたの良い思い出!

終演後みんなで語って食べて飲んでしたの、めちゃめちゃ楽しかった~!

同担最高。 

 

 

 

ついでと言ってはなんですが、書くとしたらここだと思うので…

忠義ちゃんが観劇した翌日に安田くんの俺節を見てきました。

今回の関ジャニ∞舞台3人組コンプリートできてので、嬉しい!

安田くんの舞台は派手で人が多くて、蜘蛛女の馴染んでいたのでまずそこが大きな驚きだったんだけどw

 

歌手を目指して青森から上京し、人として生きづらいほどに真っ直ぐな安田くん演じるコータ。歌も演技も技術は申し分ない完璧で、場数って大事だなって思ったし、観客の多くが安田担だろうに、安定感への信頼がすごかった…。

あとテレサと引き離されるシーンが二回あり、モリーナが所長室に呼ばれるシーンやヴァレンティンとモリーナが離れることに重ねてしまった。

愛し合ってる二人が外的不可抗力で離れ離れにならざるを得ない、それをわかった上で、とか、片方は受け入れている、とかいうのにどうやら私は弱いらしい。

で、自身の初主演舞台を終えた忠義ちゃんはマブダチの命をかけたこの舞台を、どんな気持ちでこの舞台を見たんだろう?(髪まで青くして)(失敗して自分の色になってたけど)

是非感想を、私みたいに無駄に長ったらしく語らなくていいので教えて欲しいです(^_-)

 

 

 

 

あーとー、それにしてもー、ジャム、いいっすね!

別ジャンルの現場が重なっていたりでフラゲしたもののCD聞き込めてないし怒涛の音楽番組&大型特番&WS&雑誌ラッシュにほとんどついていけなくて悲しいです。

この土日で追いつこうと思ったけど間に合うかな?

最早私の頭の中がtraffic jamですよ。私の右の足首駆使しすぎちゃって・・・。

ぼちぼちツアーも始まるし、忠義ちゃんもかなり短髪にされたようですし、切り替えないと。

早くエイトとみんなに追いついて聴き慣れたプレイリストのボリューム上げて心躍り出したいです。